HOME > ギャラリー > 世田谷区エコハウス:樹木と菜園のあるエコな家
ギャラリー : 世田谷区エコハウス:樹木と菜園のあるエコな家
| 構造 | 木造軸組み構造 2階建(一部中2階収納) |
|---|---|
| 竣工 | 2009年3月 |
| 敷地面積 | 343㎡(104坪) |
| 建築面積 | 110㎡(33坪) |
| 床面積 | 206㎡(62.坪) |
| 国産材(葉枯らし天然乾燥の天竜杉材や、尾鷲・吉野の檜材等)を使った手刻み・木組みの家 機能性の高い、珪藻土の壁・天井 環境負荷の少ない、パッシブソーラーや、雨水タンク。 古民家にあった、先人の知恵。土間や障子・深い庇など、日本の伝統建築の知恵を生かし、4世代3世帯がプライバシーを守りながらも、快適で、居心地の良い住まいを考えました。 すべての命の源となる土を大切に、オーガニックな庭つくりを提案しています。 |
|
-
◇木組みの家◇
◇人と自然との繋がりを取り戻す、都会の大家族・4世代3世帯家族の家◇
◇環境に添うエコな家◇ -
<簾戸を天井に>
夏用の簾戸は、日本の蒸し暑い夏を過ごす為の、粋なしつらえでした。
写真の簾戸は、お客さまに譲って頂いたものですが、良質の材料と職人の丁寧な仕事振りの、見る人がみるとかなりの値打ちのあるものだそうです
「もったいない。」だけではなく、古き良きものづくり魂を忘れない為に、折り上げ天井にして、収めてみました。
-
◇木組みの家◇
◇人と自然との繋がりを取り戻す、都会の大家族・4世代3世帯家族の家◇
◇環境に添うエコな家◇ -
◇現代の土間空間◇
土間は、外と内をつなぐ中間の場所。
目的に応じ様々な機能を果たしてくれます。
訪れる人も、この場所なら気兼ねなくお茶のみ話ができます。
60年の時を経た箪笥と簾戸が、新しい空間に懐かしさと、落ち着きを演出してくれます。
<ギャラリーとして>
陶芸を趣味とした母の作品や、お気に入りの絵を並べました。
<アトリエ・作業場として>
菜園や庭仕事、そしてものづくりの為の作業場としても、活躍します。
<沢山人が集まったときには第2のリビングに>
庭で、バーベキューをしたり、冬までには、囲炉裏か、薪・ペレットストーブをおきたいと思います。
梁・床は、天竜新月の天然乾燥の杉材
柱は、吉野の檜材。
-
◇吹き抜けのかわりに◇
3世帯住宅はそれぞれのプライバシーを守る為に、各世帯のフロアを分ける2.5層という構造となりました。
それぞれの家族のプライバシー上、当然吹き抜けは作れません。
吹き抜けに代わるものとして、2.5階の一部を1階の天井部分とすることで、明るく開放感のあるリビングになりました。
<そして高気密より大切なこと>
高い位置の 排煙窓とシーリングファンが、明るさだけでなく、換気と風通しをすこぶる良くしてくれます。
断熱はとても大切ですが、24時間換気に頼る、高気密住宅には、多くの疑問が残ります。
人間だけでなく、家の健康の為に、風通しは機密性を良くする事より大切だと考えます。
機械に頼る24時間換気より、風の通り道を考えた窓の設計が肝要と考えます。 -
◇四角と丸◇
角の多い建築の世界で、アールや丸を作ることは手間の掛かる仕事で、使い方も結構難しいものです。
今回は 既製のものや、左官仕事で丸を取り入れました。
リーズナブルなIKEAの丸いダイニングテーブルの上に、これも古い60年前の国産クリスタルシャンデリアをあわせてみました。
シャンデリア、古いお住まいでよく見かけるものですが、シェードのボンボリをはずすと見違えるように素敵なアンティークシャンデリアになります。
丸いダイニングテーブルとシャンデリアにあわせ、天井の珪藻土は、水面の波紋をイメージしました。
心が穏やかになる、とても素敵なデザインになりました。
-
◇予算のこと◇
国産無垢材・自然素材・金物を出来るだけ使わない。しかも安全で、高性能。
こんな選択をすると、「いくら予算があっても、」と思われかもしれません。
国産無垢材は産地直送のしくみが確立しているので、流通マージンがカットでき、そして需要も上向き、供給量も十分なので、価格はこなれています。
この家も予算の都合上、国産の木製サッシを断念しましたが、この縦すべり・ペアガラスの木製サッシは、比較的リーズナブルで高性能です。
15~20年で陳腐化してしまう石油製品と、金物と接着剤で作られた規格工業化住宅と比べれば高価かもしれません。
長寿命で、快適。
安全・安心なオーガニックエコな家を、未来の世代に残すことが、住宅建築にかかわるものとして、とても大切なことと考えます。 -
<天然素材 石・・・>
洗面の天板の素材は悩ましい選択となります。
木製は、どうしても水仕舞いの点で長い目で見ると、不安があります。
メンテナンス製の良いメラミンや人工大理石も、石油製品という点では、最終的にごみになってしまいます。
今回は、天然の大理石を選択しました。
結果的に、人工大理石と予算的にはさほど変わりませんでした。
重量を支える為に、鉄骨の支えが壁に埋め込まれているので、カウンター下はすっきりとしました。
カウンター前面のモザイクタイルのチェッカー模様にあわせ、珪藻土の壁もチェッカーに。湿式ならではの、珪藻土のたまりが、良い感じ。
またまた悩んだ洗面ボウルは、使い勝手を優先し、埋め込みタイプに。(villeroy&boch)
<階段下の空間を有効利用して、ゆとりのあるトイレに>
余った檜板を張って、檜風呂ならぬ檜トイレ。
珪藻土のパターンも檜の木目にあわせて、縦の木目柄に。
臭いもこもらず、快適トイレ。
-
<雨水は思いのほか有難い>
一晩雨が降ると、あっという間に満杯になる雨水タンク。日々の植物への水遣り、車の洗車などにとても役立ちます。
写真のタイプの雨水タンクは、蛇口の口に高圧洗浄機がつながるので、車の洗車にも大活躍です。
雨水は、超軟水で初期カットさえ出来れば、とてもきれいな水だそうです。
洗濯に使えば、真っ白にもなるとのこと。パーマカルチャー塾の神谷先生から教えていただきました。
雨水タンクは多くの市町村でも補助金も出るので、費用も節約できます。
(世田谷区の雨水タンク助成のページ)
大切な水資源、身近なことで有効活用が出来るのはうれしいことです。


