珪藻土が選ばれる理由

調湿性や断熱性に優れた、エコな天然素材「珪藻土」は新築住宅だけでなくリフォームリノベーションでも人気の内装仕上げ材です。

私たちは創業以来、珪藻土を標準仕様としていますが、珪藻土建材といっても性能・質感は様々です。確かな性能と安全性、そして珪藻土を専門とした左官職人の手仕事による仕上がりの美しさには大きな違いがある為、重要な検討課題となります。

「珪藻土」と「珪藻土建材」

「珪藻土」は、植物プランクトンの「藻」の遺骸が、長い年月をかけて海底や湖底に蓄積し化石化したものです。木炭の約5,000倍という微小な多孔質の構造が、優れた断熱や調湿機能に繋がっています。その特質は古くから知られていたようで、弥生時代の発掘からは煮炊きの素材として塩釜に利用されていたことが分かりました。

現代では、魚が美味しく焼けると注目されている七輪も珪藻土によって作られています。七輪はわずか七厘で買える木炭で、夕餉の準備から食後のお茶を沸かすまで十分に火を保てるという経済性と断熱性能を有していたと言われています。

工業化利用のきっかけは、1880年代にノーベルがダイナマイトの発明の為に、不安定なニトログリセリンを珪藻土粉末に染み込ませたのが始まりです。現代ではビールやお酒のろ過材として広く利用されている、高機能の安全な素材です。

1990年代に入り、「珪藻土建材」はその優れた調湿性や断熱性能を住宅建材に活かせると着眼し、漆喰の進化形として発展してきました。珪藻土は単に快適性や質感だけでなく、高温多湿な日本の風土においての現代の高気密・高断熱化する住宅環境では、人と家の健康を維持する上で、大変重要な役割を担います。

高気密・高断熱が標準となった現代の日本の住宅は、換気を怠ると結露が生じ、その湿気によって繁殖するカビがアレルギーの原因となったり、住宅建材そのものの腐朽のリスクも増大することになります。その為、換気システムや通気システムなど、様々な対策が必要となっています。その中で内装材のビニールクロスを性能のある珪藻土に変更すると、劇的に室内の湿度をコントロールすることに繋がります。

かつての住まいは、厚く塗り重ねられた土壁が調湿効果や断熱効果をもっていましたが、現代では厚い土壁を塗ることはなかなか難しいのが実情なので、調湿性能をもつ珪藻土建材を土壁の代わりに使用しています。優れた性能を有する珪藻土建材を採用することが、賢明な選択と言えます。

また、左官壁としては、昔ながらの伝統の漆喰という選択肢も捨てがたいものです。仕上がりの美しさや鏡のようなツルツルの仕上がりは漆喰ならではですが、性能としては土壁あっての調湿性能と心にとどめておいてください。

珪藻土の品質

粉状の珪藻土を建材として利用する為には、なんらかの固化材を添加する必要があります。また産地や製造方法など珪藻土建材としての素性も、品質を判断する上で大変重要な基準となります。

● 固化材に何を使っているか?

珪藻土そのものは固まらない性質です。その為、糊を混ぜる必要がありますが、珪藻土建材メーカーによって糊の成分は様々です。樹脂系の糊を使ったものは比較的安価で施工性に優れている反面、珪藻土の最大の特性である調湿機能が失われます。また、燃えると樹脂から有毒ガスが発生します。その一方で安全な自然系の糊を使用したものには、天井材としての耐久性に問題を残すものもあります。私たちの採用する珪藻土建材は、安全性の高い自然系の食品糊を採用し、しかもボロボロと崩れない耐久性を有しています。

● 発がん性の心配は?

珪藻土は発がん性を疑われていますが、健康に影響を及ぼすのは、焼成した珪藻土に含まれる結晶質シリカが原因と言われます。ネット上でもその是非については様々な論拠が示されています。論拠や研究は大切な観点ではありますが、私たちは、安全性が確認されている焼成しない生珪藻土(非結晶シリカは含む)を採用しています。生珪藻土は一般的に不純物を含んでしまうのですが、配合工場自らの技術で品質管理を行っているので、安全で高品質な珪藻土建材となっています。

職人の技術力

左官の技術は一朝一夕には身につきません。また同じ左官材といっても、漆喰と珪藻土では大きな違いがあり、その中でも製品の構成によって性質が異なる為、左官の仕上がりは職人の技術力に大きく左右されます。

熟練した職人の手仕事の仕上がりは、自然界にしか存在しないフラクタル構造を生み出すと言われています。自然の中にいると癒される、元気になるという主観的な感情も、医学的・化学的アプローチで様々な解明がなされています。その観点から考えると、職人の手仕事が自然界のものと同様に健康維持に寄与するということも、大切な価値観ではないでしょうか。

調湿効果以外にもある珪藻土が選ばれるワケ

● 吸着・脱臭効果が高い

珪藻土は炭の約5000倍の細かい穴が開いている為、タバコのニオイやペット臭・生活臭を抑えてくれます。さらに、有害物質を吸着分解する働きもあるので、いつでも室内の空気をクリーンな状態に保ちます。

● 保温や断熱に優れている

珪藻土の無数の気孔は空気の層となる為、熱伝導率が低く保温性や断熱性に優れています。調湿性能と共に保温・断熱性能が働くことで、夏は涼しく、冬は暖かく外気温に影響されない快適な室内環境を作り出します。

● 吸音・遮音性が高い

珪藻の特徴である無数の気孔はニオイだけでなく音も吸収します。室内の反響音を抑え、家の外の雑音を遮断する働きがあり、珪藻土の表面を荒らし、表面積を広くすることでより高い遮音効果が期待できます。

他にも防火性や吸水性に優れた珪藻土は、現代の住宅において独特の素材感で重要な役割を担う高性能の土壁なのです。

私たちは珪藻土をはじめ、無垢材などの天然素材を使った循環型の家づくりをご提案しています。
東京都内で住宅リフォームやリノベーション、注文住宅をお考えなら、是非一度私たちにご相談ください。お客さまのご要望に沿ったプランをご提案いたします。費用などに関するお問い合わせもお気軽にご連絡ください。

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