2010年08月の記事一覧 | 東京・世田谷の工務店|新築・注文住宅やエコリフォームなら【リフォームラボ】

日記

団十郎さん好み

2010年8月17日

 

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今年の緑のカーテンは、欲張って朝顔とゴーヤときゅうりを植えてみました。
初めての場所で、土はとてもしまっていたところなので、コンポストの土をいれたところ、
朝顔の葉は、とても巨大になりました。

そしてお盆が近づいたところで、漸く開花してくれました。
 
大きな葉っぱとは違い、
茶・紫・桃色ともつかぬ、和服の色を思わせる、渋く控えめ・清楚な花姿です。

少し調べてみたのですが、団十郎という名前の朝顔に似ているようです。
団十郎が好んだところから、この名前がついたようです。

侘び・さびを感じるこの色合い。しばらく楽しませてくれそうです。
 

下の写真は、一緒に植えた、取りそこなった巨大きゅうりと、勝手に成長した冬瓜です。
形がひょうきんなので、しばらくダイニングにおいて、楽しませてもらっています。
冬瓜は、豚肉と出汁で炒め煮にして、冷たいスープにするとこの暑さに、食べやすい一品になりました。

暑い夏ですが、大汗をかいて、冷たい冬瓜を食べながら、吹き抜ける風にあたるのも、夏の醍醐味です。
そして今年は、無肥料・無農薬の野菜を摂っているせいか、この暑い夏も乗り切れそうです。

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45度と魚つき林

2010年8月5日

 

aikobo.JPG
 
 

木材の乾燥については、以前に書かせていただいていますが、
http://www.reformlab.jp/blog/cat81/cat94/

 

先日数年前から気になっていた、愛工房の低温乾燥機に入ってきました。

この乾燥機は木材を乾燥させる為のものですが、ヒトが入っても良い効果があることを
体験させていただきました。

人工乾燥と天然乾燥にはそれぞれメリットデメリットがあり、
目的に応じ、使い分けるべきだと思いますが、

人工乾燥のデメリットの一つとして、木の持つ脂分まで抜けてしまう。ということがあります。

木のもつ脂分は、木を守り腐りにくくし、精油の効果も見過ごせません。
防虫・防臭や抗菌作用に加え、

杉の精油の鎮静・リラックス効果
ヒノキやヒバは、やる気の効果が高いそうです。

日本の森林の約4分の1を占める杉材を積極的に使っていくことが、大切な課題で
すが、その杉材の乾燥はとても厄介なものです。

杉を愛した乾燥機の開発者、愛工房の伊藤さんの発想は、
木にストレス・負担をかけずに水分を抜くということでした。

一般的な人工乾燥機は、100度以上の加熱蒸気で、水分とともに脂分まで抜け
てしまいますが、
40度から45度という低温で、自然に水分だけを抜くという方法です。

人が低温サウナに入ると気持ちよく汗を流せるように、「木にも汗をかかせよう」と
いう発想です。

食の世界でも、低温調理のローフードから酵素を摂ることで健康増進やダイエッ
トにも効果があるといわれています。
 

45度という温度が気になります。

伊藤さんの低温乾燥機の中に入ると、100年前の杉が吸い上げたきれいな水分と、
杉の香りのリラックス成分で、とても気分がよくなるという場所でした。
 

katosan.JPG

国産材を積極的に使う活動されている、 「適材適所の会」の加藤さんからも、とても
興味深いお話しをしていただきました。

その中で、印象に残ったことばです。

「魚つき林」(ウオツキリン)

「山が死ぬと水が死ぬ。

  水が死ぬと川が死ぬ。

     川が死ぬと海が死ぬ」

        郷田実(元宮崎県綾町村長)

すべては繋がっていて、その中にヒトもいる。

このことを忘れたくはありません。

 

 

 

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