木と職人のはなし

木の乾燥のこと

 

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どんな木を使うか?はもちろん大切な事ですが、その木がどのように流通されているか、そしてその木がどんな乾燥がされたかも、大切なことです。

 

かつては木材の乾燥とえば、材木屋さんの林場で時間をかけ自然のままに乾いていたものですが、住宅の工業化・コストや時間の短縮から、プレカットという工法にかわり、人工乾燥が進められてきました。

高温・短期間で乾燥する人工乾燥は、表面割れや反り暴れがないので、プレカット・金物工法に適し、乾燥方法の主流になっています。

ただし、木材の芯まで乾燥しない為、時間経過と共に中心からの内部割れが生じたり、狂いがでてくることもあるようです。

これらの問題を克服しながら、人工乾燥・プレカット・金物という工法も進化をたどっているということは、知っておくべきことかと思います。

何より家を安全に長持ちさせたいという場合、材木の素性については十分留意が必要かと思います。

昔からの、時間をかけて内部まで自然乾燥した天然乾燥材は、自然に表面が割れてくる干割れ(ひわれ)が生じますが、この表面割れは、材木の強度には影響しないといわれています。
背割りといって、あらかじめ柱や丸太に切れ目を入れるものもありますが、狂いや反りを防ぐ為の、材木を扱う古くからの知恵です。

天然乾燥や低温乾燥は手間も時間もかかりますが、コスト的には重油を使う人工乾燥と同じ位のコストで入手が可能です。
何より、木の持つ精油成分が残っているので、木の艶や肌触りが違います。

また、国産材を積極的に使う事は、言い換えれば杉材を使うという事になりますが、繊維が強く、夏目と冬目の差が大きい杉材は、狂いや反りが大きい樹種で、大工さん泣かせの材です。
その為、扱いやすい人工乾燥が選択されるということになったようです。

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日本の森林を活性化させることは、木材の乾燥技術を磨くことである。
と様々な乾燥技術も研究され、効率的で安全性が高く、施工性の良い乾燥技術が生まれてくることには期待したいところです。

経験を積んだ大工職人の、木を見る目と刻みの技術があれば、負荷が少なく安全性の高い、天然乾燥の材を選ぶことが出来ます。

戦後の日本の家は30年の寿命といわれてましたが、現在は長寿命の家づくりが提唱されています。

手間や時間をかけ高価な材料を使えば、安全安心な家が手に入るのでしょうか?
それでは一部の人の手にしか手の届かないものでしょう。

確かな技術とマネージメント力、そして適正な材料を選ぶ力を磨き、安全安心で快適なすまいが適正価格で提供する。

そのことに真剣に取り組むこと。そして消費者もそういった施工業者をきちんと見極める為の情報なり、判断力が必要ではないかと思います。

コストと安全性と耐久性そして快適性

このことが、納得できるように、成立させられれば家つくりは成功でしょう。
私たちは、その実現の為に労を惜しんではいけないと思います。

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